もっとも行われてはいけない死刑執行が行われてしまいました。私は「死刑制度」そのものについては「存続やむなし派」ですが、これまで頑なにサインを拒み続けてきた「反対派」の千葉法相が今回突然行った死刑執行は、実におぞましい、一片のモラルもないものでした。すなわち「保身のための死刑」「パフォーマンスとしての死刑」。

千葉氏は執行現場にわざわざ出向き、その後の記者会見では自身が「死刑に立ち合った初めての法務大臣」とちゃっかりアピールをしたようですが、私は声を大にして言いたい。あなたは、「死刑を国会対策のために利用した初めての法務大臣」なんです! なぜ、問責決議が出されようとするまさにこのタイミングで執行したんでしょうか? もし議員バッジのない肩身のせまい身の上でなかったら、今回の執行は果たしてありえたでしょうか?? 国民が納得するような答えが千葉氏から出てくるはずもありません。「死刑」を政争の具にしてしまったこの人は、人の命の重さを、死刑ということの厳粛さを、どのように考えているのでしょうか? モラルハザードとはまさにこの変節女史のためにあるような言葉だと思います。

ついでに付け加えますが、大敗した先の参院選に関して民主党がまとめた「総括案」(ソウカツ、何て前世紀的な響きでしょう・笑)によると、大敗の原因は「消費税率引き上げに関する菅首相の発言が唐突感と疑心をもって受け止められた」ということだそうです。えっ、本当にそうでしょうか。前にも書きましたが、消費税アップならば自民党も主張していました。これでは「総括」になっていませんよ。

民主党の大敗の本当の原因をいうなら、千葉法相の落選に大きなヒントがありそうです。「信念・信条がなく言葉が軽い」「前言をすぐに翻す」「パフォーマンスに終始」…鳩山前総理を見ていても感じられることでした。それから、「唐突感と疑心」を言うなら、「消費税」ではなくて、むしろ「外国人参政権」や「人権擁護法」の方でしょう。千葉氏のような来歴の怪しい人たちが推し進める「人権ファシズム」の軍靴の音がひたひたと迫ってくる今日この頃です。桑原、桑原。皆様、ご用心を!