平日は夜7時30分に店を閉める。残業することもあるが、だいたい閉店の時刻が帰宅の時刻になることが多い。

後片づけをして、消灯して、戸締まりを確認して、シャッターを閉めるというルーチンの間、決まって或る一つの問題が僕の心を領しているのである。To go, or not to go 、すなわち飲みに行くべきか、行かざるべきかの問題である。

「昨日も飲んだし肝臓に悪いから今日はよそう」とか「あの店に行ったらAさん(飲み友達)が来てるかもな・・」とか、あれこれ心の葛藤がおこり、結局、行くか行かないか、どちらかの気持ちが勝って、その日の行動が決まるわけである。

日によって葛藤が大きいこともあれば小さいこともある。だがその大小によらず、こんな葛藤を、毎日毎晩決まった時刻に繰り返すことは、いかにも無駄な精神力の浪費である。どうせ悩むなら人はもっと違ったことに頭を悩ませるべきだ・・・などと殊勝にも反省した自分は、或る一つの良い「方法」を思いついた。実は自分は既にこの「方法」を一月近く試しているが、心も体もたいへん具合が良い。もしこれを見ている方で自分と同様の葛藤を日々抱えている人は、是非試して欲しい(笑)。

「方法」といっても特別なことは何もない、簡単なことである。それは「日を決めて飲む」ということだ。僕の場合は「飲んだ日の次の日は飲まない」というルールを設けた。もし仕事などのやむを得ない事情で二日連続で飲まなければならない場合や、誘惑に負けて二日連続で飲んでしまった場合には、その後に必ず二日飲まない日を設ける。またこのルールは「飲まなかった日の翌日は飲まなければならない」というものではない。空けるのは何日空けても構わない。従ってこのルールを遵守すれば、隔日もしくはそれ以上の「飲まない日」が出来るわけだ。

人によってアルコールに対する「強さ」や「依存度」は異なるのだから、これとそっくり同じルールでなくともよい。「二日飲んだら一日休む」でもいいし、曜日によって飲む日、飲まない日を決めてもよい。とにかく飲酒に関してはルールを設けることが大切だと考えるに至った。

選択の余地があるということは、そこに逡巡と葛藤と決断という、面倒な心の動きが必然的に伴う。ルールを設けて選択の余地をなくしてしまえば、そのような煩わしい心の動揺から解放される。

是非お試しあれ o(^◇^)o