「今度丹沢に行くんだけど一緒に行く?」お酒を飲んでいるとき、山登りの好きな同業者からそう誘われたので、「ハイ!行きます!」と二つ返事でハイキングに行くようなつもりでOKしたが、行ってみてビックリ! あなどるなかれ、丹沢! 都心からすぐ行けることもあり軽く見ていたが、岩場あり起伏あり難所あり・・・、日頃運動不足の身には非常に辛い二日間だった。道中、「もうイヤだ!」「ギブアップだ!」と何度思ったか知れない。しかし、登山は「もうやめた」と言って、その場で座り込んでしまうわけに行かない。前に進むか、後に戻るか・・・、いずれにせよ歩き続けなければならないのだ。

丹沢地図

コースは一泊二日で、☆1日目(2011年9月8日):東京?(小田急)?秦野?(バス)?ヤビツ峠?(ここから徒歩)?二ノ塔?三ノ塔?烏尾山?行者ヶ岳?新大日?塔ノ岳?日高?竜ヶ馬場?丹沢山(みやま山荘に宿泊)☆2日目(9月9日):丹沢山?太礼ノ頭?円山木ノ頭?本間ノ頭?高畑山?御殿森ノ頭?宮ヶ瀬バス停?(バス)?本厚木?(小田急)?東京

バス停そばの看板

ヤビツ峠 ここからスタートです

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三ノ塔から臨む富士山

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塔ノ岳山頂より臨む富士山

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日本百名山 丹澤山 1567.1メートル

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この時期の丹沢は山蛭(ヒル)が出るので要注意だ(特に雨が降った後や湿り気の多い場所)。僕は帰路で両足を数カ所ずつ喰われてしまった(写真)。靴の隙間からもぐり込んでくる。最初見たとき、自分の鮮血に「わーっ!どこが切れているんだ?!」とびっくり。衣類の上からでも血を吸うのでやっかいだ。血を吸うときに血液の凝固を阻害する成分を出すので、時間が経っても傷口が一向にふさがらない。何と、帰宅してシャワーを浴びたら、また血が出てきた。痛みは殆ど感じず、失われる血の量も大したことがなく、病原菌などの感染も心配ないようなので、最後は気分的な問題だと思うが・・・、やはり気持ちが悪い。田舎育ちで虫や爬虫類には強い方だが、こんな気味の悪い生き物は生まれて初めてだ。

ともかくも、二日間の山登りだったが、非常に苦しくて辛い経験をした。景色や会話を楽しんだりする余裕もあまりなく、もう少し体力を付けなければ、とても山登りは楽しめないと痛感した。岐阜出身なので山には慣れているし、昔陸上部だったから足腰には自信があった。だがそんな自信は開始1時間くらいで脆くも崩れてしまった。最後に、初心者で丹沢登山する方にアドバイスらしきものが出来るとすれば、自分自身の反省を込めて以下7点を挙げたい。

1.体力に自信のない方、および膝などに不安を抱える人は登山用ステッキを持っていった方が良い。持参しなかったのは今回の最大の失敗だった。2.山の天候は変わりやすいのでレインコート・雨合羽は必須。3.登山前日は酒を飲まない、睡眠をよくとる。4.水はいつも多めに用意する。結構沢山消費するし、アテにしていた売店が休みだったりで途中水不足になりがち。5.ヒル対策。ナメクジ同様塩に弱く、振りかけるとすぐに体から離れて落ちるようだ(アルコールや酢も効くという)。6.登山前にある程度時間をかけて体力づくりをしておくといい。とくに足の筋力は重要。7.丹沢は高尾山とは違う、本格的な山であることを肝に銘じて、前もって体調を整え、体力を養い、道具・食料・水の準備を怠りなく!