世の中不景気のせいか、最近頻繁に「営業電話」がかかってきます。「×××グループの・・・です。ただ今お使い頂いている電話回線についてご連絡差し上げました・・・」

こんな電話が毎日のようにかかってきます。午前中から昼にかけてが多いです。(本当にうんざりです)。嫌らしいのは、営業電話のくせに営業ではないふりをして、電話会社からの「業務連絡」を装うこと。あたかも今使っている回線システムに何らかの変更があって、それを「お伝えしたくて電話した」という姿勢です。(これにはお年寄りなどはすぐひっかかりそう…)

そしてかならず相手を信用させるために「NTT」系列だの「ソフトバンク」代理店だのを持ち出してきます。(経験上、「ソフトバンク」が断トツで多い)

当店は必要上電話回線(番号)を二つ使っているのですが、一方でお断りをしたら、もう一方の回線にすぐ同じ人から同じ内容の電話がかかってくることもしょっちゅうです。(電話帳で手当たり次第に電話しているのでしょう)

なぜ、こうも毎日、全く興味のない「電話回線」について電話がかかってきて、それに対してお断りをするという面倒を繰り返さなければならないのでしょうか?

はっきりと言います、電話営業は、他人(他社)の貴重な時間を奪う「窃盗行為」に近い行為です。数十秒とはいえ、私たちには仕事をするための大切な時間です。その数十秒間の中断が結局残業になったり帰宅時間の遅延につながったり、仕事のミスにつながったりしないと誰が言えるでしょう。また、雇用者側から言えば、従業員に働いてもらう一秒一秒に対して給与というお金を払っています。その従業員の仕事を邪魔されるのですから、金銭的に数値で表すことの出来る被害を被っていると言えるでしょう。

私たちが電話を設置しているのは決して「営業電話」を取るためではありません。大切な取引先への連絡、社員同士の情報伝達やコミュニケーション、また当店ではお客様の問い合わせに答えるためなどに設置しています。「営業電話」に対応している数十秒間は、その貴重な回線が塞がれるのです。

彼ら(迷惑「営業電話」業者)は、電話帳か何らかのリストを見て、手当たり次第に電話をかけまくっているのです。「100件かけて1件でも食いつけばいいや」という感覚です。一人一人の被害は数十秒から数分ですが、それらを累計すれば大変な時間になるはずです。被害は時間だけではありません、すがすがしい朝にこのような電話を受けるといっぺんに気分も悪くなります。

こうした迷惑営業電話業者たちがもし同様の電話を受けたら、不快に思うに決まっている。どうして自分の嫌なことを他人に平気で出来るのか、信じがたいです。「非通知」で電話をかけてくることも多く、当方が断ると「逆ギレ」するパターンも目立ちます。

今度、電話回線や不動産や先物取引等の「営業電話」がかかってきたら、以下のように受け答えしてやろうかしら・・・

迷惑業者 「ソフトバンク系列の・・・です。今お使いの電話回線についてご連絡差し上げました・・・」

「あっ、その話をうかがう前にちょっと待ってください。当店で今度新商品が出まして、それはコレコレこういう理由で本当にいい物なんですよ、ご購入頂けないでしょうか?」

迷惑業者 「・・・?」

「あなたがやっているのはこういうことでしょう? 自社の製品やサービスを横着にも電話だけで売り込もうとする。相手の都合もその商品を必要としているかどうかもお構いなしに。電話回線を使った押し売りでしょう!」

迷惑業者 「・・・・?」(ブチ!電話切れる)

私はこうした「迷惑営業電話業者」を断じて法律で規制すべきだと思います。その理由は、上に述べましたが、一言でまとめればこうです。「電話はそのためにあるのではない!」からです。

付記 電話営業の人は若い人が多いようです。会社、もしくは上司の命令によって、一日何百もの電話をかけさせられる彼らに若干の同情も感じます。すぐに電話を切られたり、怒鳴られたり、罵声を浴びせられたりすることもあるでしょう。精神衛生上、きつい仕事であるに違いありません。なぜなら、社会的に有益ではない仕事をしているという自覚が彼らにはあるはずだからです。従業員の定着率のいい仕事であるはずがありません。もしかしたらアルバイトや派遣社員にやらせているのかもしれません。ギリシャ神話のシジュホスの例を挙げるまでもなく、意味の見いだしがたい労働は苦役そのものです。そのような仕事を若い人にやらせている経営者や上司は猛省すべきです。